見どころ
見どころ
◇ 見どころ ◇
三樹園
芸術館の隣にあるこの小公園は、平成9年ころまで営業していた「旅館 三樹園」の前庭だったものです。この旅館には与謝野鉄幹・晶子夫妻をはじめ、多くの著名人が滞在したと言われています。(旅館の写真は、写真家・並河萬里の『洞爺村幻想』に収められています。)
<老三樹> 明治20年に、この地の開拓にあたった三橋政之氏が、「クワ、セン、サクラ」の3本の木が一株から生育しているように見える樹を見つけ、開拓の困難にくじけそうになる移住者に、この樹の下で相互扶助、開拓精神を説いたと言われ、開拓移住ゆかりの樹木として伝えられています。
クワは樹齢1300年以上、センは200年以上、サクラは600年以上と推定されています。(サクラは昭和53年ごろに枯死したため、現在の木はその時更新した2代目)
与謝野晶子歌碑
昭和6年、与謝野鉄幹・晶子夫妻は北大文武会での講演のため来道した帰り、洞爺湖温泉に宿泊し、ホテルの小型蒸気船で洞爺村を訪れました。歌はその時詠んだもの。
晶子は当時の模様を、えぞ桜、紅梅、野生花あやめなどの花が新緑に映え、湖畔の水は緑玉と群青に澄んでいて、楽園郷のようだと述べているそうです。
浮見堂公園
洞爺湖八景の一つになっている、湖に浮かぶ小公園です。
大正の中ごろ、聖徳太子像を背負った旅の僧が洞爺村に滞在しました。そして、旅立ちの朝、「昨夜、像が夢に現れ“私をこの地に祀ってほしい。さすればこの地の産業は振るい、村は栄えるだろう”と告げられたので祀って信仰するように」と言い残し、聖徳太子像を置いて行ったとのこと。その聖徳太子像を祀ってあるのが浮見堂です。
洞爺財田(たからだ)自然体験ハウス
環境省の施設で、洞爺湖自然体験の拠点施設です。自然体験に役立つ情報や知識を提供するとともに、体験活動の実践の場となっています。